2015 年 5 月 8 日 – PM 7:56
人口経済学 タイラー・コーエン |
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COURRIER japon6月号を読む。
「エコノミスト」誌が選ぶ、世界に最も影響を持つ経済学者の一人であるジョージ・メイソン大学教授の記事がある。 彼は2014年最大のニュースは”2100年までに世界人口が現在の72億人から、123億人に達する可能性は80%だ”であるという。国連の人口専門家であるパトリック・ガーランドたちの研究チームの発表した論文による数字をによるものだ。
アフリカの出生率が低下するペースは、前に考えられていたより遅くなりそう。今後のシナリオは人口急増地域では経済成長が追い付かず、反対に欧米や東アジアでは人口減少に悩まされるだろうと
タイラー・コーエンは先進国は急増地域から移民を受け入れるべきだと提言する。彼は”厳格に移民を制限する政策をとる国は、人口減少が止まらず、世界的な影響力を失うだろう。文化的摩擦を恐れてはいけません”ともいう。
その通りだろうが、日本は移民を受け入れても3%から5%が限界だろうという識者の意見もある。
結局日本は人口減少が止まらず、明治の初めの頃の4000万人くらいに落ち着くのだろう。